一番シンプルなスマホポシェット(イタリアンレザー)革についてご紹介

※キャラメル色は販売終了しました。

実は近ごろ人気急上昇中の、イタリアンレザーのスマホポシェット。急になぜ?と疑問でしたが、どうやら秋の訪れが原因のようです。
スマホポシェットの革の特長については以前コチラの記事にも書きましたが、その後使用している革の変更がありましたので、改めてご紹介します。

目次

本場イタリアの老舗タンナーによるスタンダードなシュリンクレザー

↑画像クリックで拡大します
中央の縦線が背骨のライン
実物より色が薄目に映っています…

「革」と言えば誰もが思い浮かべるような、定番中の定番といえそうな雰囲気。植物タンニン鞣しでオイルがしっかり入った革なので、使い込むほどにツヤが増して、表情に変化が現れます。

革の表面にはシボと呼ばれる凸凹模様が見られます。シボの大きさは部位によって様々なので、同じポシェットでも一つ一つ表情が違うのが魅力です。↓画像クリックで拡大します。

小さめのシボ
シボが少なめの場所もあります
大きめのシボ
こちらは縦シワあり(トラ模様)


シボがあることで、革の質感はコシがありつつもしなやか。革によっては新品のときは硬くて使いにくいものもありますが、こちらは新品の段階から使いやすいポシェットになります。(もちろん、硬いものを徐々に馴染ませていくのも革製品を使う楽しみの一つではあります)

色はブラックとキャラメルの2色です

いくつもの色の中で私が選んだのは、ブラックとキャラメルの2色。ブラックは迷わず選んだ一方で、キャラメルの方は少々悩みました。というのも、茶系のバリエーションが多いから!
焦茶、普通の茶色、やや濃い目の茶色、オレンジよりの茶色、黄色よりの茶色、生成りを濃くしたような茶色…

その中で、「軽めの装いのときに合わせられるカラーがいいな」と思い「オレンジよりの茶色」を選びました。

ちなみに、「黄色よりの茶色」と「生成りを濃くしたような茶色」を選ばなかったのには理由があります。ずばり、経年変化が難しそうだなと思ったからです。詳しくは↓の記事をご参照ください。

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ちなみに、キャラメルというのは私が勝手につけた呼び名で、革屋さんでは「コニャック」で販売されています。コニャックと聞いて、ブランデーのあの褐色を想像できる方ばかりではないかな?と思い変更しています。

キャラメルの経年変化は?というと↓の写真のとおり。
実はそれほどお手入れを頑張った記憶はない…のですが、いつの間にか良い感じにツヤツヤに成長してくれました。革初心者さんにも扱いやすいです。

左は新品       右は10カ月ほど使用

ちなみに、ブラックは色変化がありませんが、同じようにツヤツヤの経年変化が期待できます。

使い続けると水染みに強くなります

実はこの革、とても丈夫な素材だけどデリケートな一面も。特に使い始めの段階で、雨粒などが勢いよく落ちてしまうと、すぐに染みができてしまいます。でも、不思議なことに使い続けて表面につやが出てくると、ちょっとくらいの水なら弾いてくれるのです。使い始めこそ気を遣いますが、経年変化が進んでくれば多少の雨の日でもそれほど気を遣わず使えますよ。

多少の傷は消えます

少しひっかいただけですぐ傷付いてしまうこの革…。とくに使い始めの時は小さな傷を見てがっかりしまいがちですが、実は多少の傷は布などで擦ってあげると消えることが多いのです。もちろん、切り傷はNGですが、ひっかき跡くらいなら何とかなるかもしれません。お試しください

以上、革のご紹介でした。
革好きの方にも、革初心者の方にもおすすめしたいレザーです。


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