30歳になった頃に、ちょっと高めのストールを買いました。
ファッションにお金をかけるのは苦手です。
でも、たまたま見つけてしまったそのストールに心奪われ、えいや!で購入。
そして気づいたのですが、派手めの巻物って使い勝手がいいんですね。
服装がシンプルでも巻くだけで一気に華やかになるし、ちょっとオシャレに見える!と驚きました。
うれしすぎて、同じブランドのストールをもう一枚買ってしまうほど。
ただ、しっかり結んでいるつもりでも崩れることがあるのが少しだけストレスでした。
そんな時に知ったスカーフリングの存在。
「これは革で作れる!」と思いついたのがきっかけでした。
スカーフリングは2枚の革を張り合わせただけのとてもシンプルな構造。
でも、何も考えないでペタッとはるのはだめです。
美しいリングのフォルムになるように工夫しています。
2枚貼り合わせずともスカーフリングは作れますが、ちょっと頼りない。
また、1枚仕立てのラフさが素敵な作風もありますが、私は高級スカーフに似合うスカーフリング、もしくはプチプラスカーフを高級スカーフに格上げするスカーフリングを作りたいので、丁寧に形を作って綺麗にコバを整えます。
使いやすさのポイントは、リングが開閉できるところ。
一般的なスカーフリングは閉じた輪っかにスカーフを通して使いますが、少々手間な上にスカーフの摩擦も気になります。
その点こちらは、くるりと巻き付けて金具を留めるだけなので簡単です。
そして実は、ポニーテールのゴム隠しとしても使えます。
ヘアアレンジがちょっと面倒なときでも、一つ結びに付けるだけできちんと感がでるのでおすすめです。
サイズが合えばバッグの持ち手留めにも。
2020年8月製作