白いTシャツに付いた革の色が落ちた!
革製バッグの悩みのひとつは、油断していると服に色移りしてしまうこと。
とくに、リュックやポシェット、ショルダーバッグなどの体に密着するバッグは注意が必要です。
27bagでもショップページにて、
「革は摩擦や水濡れによって色移りすることがありますのでご注意くださいませ。」
とご案内しています。
それなのに!
先日、うっかりミスで真っ白なTシャツに焦茶革の色を付けてしまいました(涙)
実は私はずーっと、
「服に付いた革の汚れは落とせるはずがない」
と考えていたのです。
しかし何気なく母にその話をしたら、
「落とせるよ。持ってきて」と自信満々。
ダメ元で託すことにしたら…
見事に真っ白なTシャツが返ってきました。
その方法は、次の2ステップ。
手順1 固形石鹸で揉み洗い
手順2 漂白剤に漬ける
「え?それだけ?」とびっくりする私。
どこの家庭にもあるような物で落ちるなら、情報共有しなくては!
ただ、この方法に再現性があるのか少し不安…。
ということで、自分でも試してみることにしました。
布に付いた革の色を落としてみる
今回挑戦した革汚れはこちら
うわ~と目を覆いたくなる惨状。
実はこちら、バッグ製作時に使用している布なのです。
革のコバ(切り口断面)を磨くときに使用しています。
革の切り口断面に擦り付けて磨いていくので、
当然革の色が付着、付着、付着。
普段は洗って使う…、なんてことはもちろんせず、汚れたらポイと捨ててしまいます。
革汚れとしては結構ガンコではないでしょうか。
流石に落とすのは難しいかなとも思いつつ、
とりあえず「手順1 石鹸で揉み洗い」をしてみました。
結果がこちら↓
!
なんと、この通り結構落ちてしまったのです。
石鹸だけでここまで落ちるとは想像していなかったので衝撃です。
※ちなみに、牛乳石鹸(赤箱)を使用
ただ、肉眼で見るとかすかに色が取れていない部分もあるので、
「手順2 漂白剤に漬ける」
もやってみました。
今回はオキシクリーン(粉末酸素系漂白剤)を使用しています。
結果はこちら↓
うーん。
正直な所、汚れは手順1の石鹸でほぼ落ちてしまったので、それほど感動は無し…。
写真では違いがわからないかもしれません。
でも肉眼では漂白剤後の方がよりキレイになっていることは確認できました。
まとめ
- 革の色移りは固形石鹸でだいたい落ちる。
やみくもに洗うのではなく、しっかり汚れを狙って揉み洗いするのがポイントだと思われます。
揉み洗いしにくい箇所はブラシを使うと洗いやすいです。(歯ブラシで可) - 最後まで落とせない汚れもあり。
今回のように汚れが蓄積している場合は難しいのかも?
最後に、1点ご注意を。
今回使用した布は綿生地です。ゴシゴシ洗えない繊細な生地の場合はご注意くださいませ。
以上、少しでもどなたかの参考になれば幸いです。