バッグをデザインするときに考えていること

最近作ったこちらのポシェット。

ご紹介するにあたって、
「もともと何を考えて作ったんだっけ」と振り返ってみると、
「私って結局いつもと同じことを考えているんだな」
と気づいたことがありました。

カジュアル過ぎず、かっちりし過ぎずない、
ほどよい具合の上品さ

できるだけ色々な場面でたくさん使ってほしい!
使って使って使い倒してほしい!

…という、密かな願望があります。

クローゼットの中に大事にしまわれていて、ここぞの場面でしか使われないよりも、ちょっとしたときに気軽に使いたくなるようなバッグを目指しているのです。

そのためには、カジュアルとフォーマルのどちらにも寄りすぎない、ほどよいバランスなら使いやすいのでは?
例えば、普段着で近所のスーパーに行くときにも使えるのに、ちょっと気合を入れてお洒落したときにもサラリと合わせられる…というのが理想です。

念のため補足しておくと、「使い倒してほしい!」と表現しましたが、使って使って使いまくっても簡単には使い倒せないようにしっかり作っています(笑)

使うのが苦にならない、使いやすい仕様

私の経験上、いくらデザインが好みだとしても、
使いにくいバッグは使う機会が減っていく…ような気がしています。

「お洒落は我慢」という名ゼリフはあるものの、
私を含め多くの「ファッションに興味が無いわけではないけど、生活の中心にしているわけではない」人にとっては、「デザイン性/使いやすさ」 のバランスが取れている方が、より日常に取り入れやすいはず。

また、私自身はデザイン畑出身ではないので、「見た目の美しさを一番に追求する」ということは正直苦手です(笑)
対して、「どうすれば使いやすくなるか」を考えるとなると、俄然やる気が湧きます!
だから27bagでは「見た目がスッキリしていて、使いやすいアイテム」を生み出すことを目標にしています。

ちなみに、一般的に使いやすいバッグというと、ポケットや仕切りがたくさんある物を想像されることが多いのですが、私の場合は必要以上のパーツを追加することを良しとしていません。
要素が多くなるほど「見た目のスッキリ感」は失われるし、「このポケットは本当に必要かな?」と考えてから付けています。


こんな具合に、色々と考えながら一つひとつのアイテムを生み出しています。日々製作しています。
27bagのアイテムは凝ったデザインではない…割になかなか新作が出ない理由でもあります(笑)

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